矯正治療中の虫歯の対処法とは?

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矯正治療中の虫歯の対処法とは?

矯正治療中の虫歯の対処法とは?

クオーレ歯科クリニックです。
本日は矯正治療中の虫歯の対処法についてお話しします。

 


矯正治療中に虫歯になってしまった時は、矯正治療を中断して虫歯治療を優先しなくてはならない時があります。

また、インビザラインにおいては、虫歯を削ることによって歯型が変わるため、マウスピースを作成し直さなくてはならないケースも考えられます。

矯正治療を円滑に進めるためにも、虫歯予防は大切なのです。

ここからは、具体的に矯正治療中に行える虫歯の予防方法を紹介していきます。


虫歯予防において、一番大切なのはやはり何といっても毎日の歯磨きです。
これは、矯正治療中であるかどうかは関係なく、全ての方にいえることです。

 


【1】フッ素入りの歯磨き粉を使用する
虫歯は、脱灰からはじまります。

脱灰というのは、口の中に残った汚れが原因による歯垢が酸を作り出し、酸が歯の表面のリンやカルシウムを溶かすことです。

脱灰した状態が長くなればなるほど、虫歯は進行していきます。
しかし、この状態を元に戻すことができれば、虫歯にはならずに済みます。

これを”再石灰化”といいます。
唾液中のリンやカルシウムが歯の表面に戻ることです。

私たちの口腔内では、常にこの脱灰と再石灰化が繰り返し行われています。

このバランスが上手く取れている内は虫歯になりませんが、脱灰の方が優位になってしまうと虫歯がどんどん進行してしまうというメカニズムになっています。

それを防ぐために是非使用したいのが、フッ素入りの歯磨き粉です。

フッ素には再石灰化を促進する効果があります。
日々の歯磨きに取り入れるだけで虫歯の予防に繋がるので、これを使わない手はありません。

また、今は高濃度のフッ素が配合されている歯磨き粉が簡単に手に入る時代です。
わざわざ歯科医院の歯磨き粉を買わなくとも、ドラッグストアで手に入れることができます。

ただし、6歳以下の小さなお子さまのいる家庭では誤飲に注意したいところです。
誤飲に備えて濃度1000ppm以下のものを選んだ方が良いので、こういったケースでは歯科医院で相談してご購入することをおすすめします。

 


【2】歯ブラシの他、デンタルフロス、歯間ブラシを使用する
デンタルフロスも歯間ブラシも、歯と歯の間を清掃するためのもので、歯ブラシでは届かない部分を綺麗にするのに使われています。

歯ブラシでは絶対に落とせない汚れが存在するので、しっかりとケアしていただきたいところです。

しかし、ただ使用すれば良いというものでもありません。

例えば、デンタルフロスは歯間ブラシの入らない場所に使用し、歯の表面に擦り付けるように動かすという使い方があります。

また、歯間ブラシは歯に対して垂直に入れ、汚れを掻きだすように使います。

使い方は難しくありませんが、正しい使い方を学ぶことで得られる効果は大きく異なります。
歯科医院では、歯間ブラシやデンタルフロスの正しい使い方、適切なサイズなど、あなたのお口にあった最善のケアをお伝えしていきます。

 


少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 


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