歯周病にかかりやすい人とは?①
クオーレ歯科クリニックです。
本日は歯周病にかかりやすい人についてお話しします。
『①口をポカンと開けていることが多い人』
口の中は粘膜でできていて、通常は唾液で覆われるため、細菌が付着しにくい状態です。
しかし、口を開けていることが多いと唾液が失われ、口の中が乾燥してきます。
さらに白血球の機能が低下し、歯周病菌が増殖しやすい環境をつくってしまいます。
鼻炎持ちの方など、慢性的に口呼吸となってしまっている人も注意が必要です。
『②歯ぎしりの習慣がある人』
歯ぎしりには、横にギシギシとスライドさせるもの、食いしばり、歯をカチカチさせるタッピングの3つのタイプがあります。
どのタイプも、歯に余計な力がかかり、歯や歯茎へ大きな負担をかけることになってしまいます。
特に歯を横にギシギシとスライドさせる歯ぎしりは、歯や歯茎へのダメージが大きく、最も歯周病が悪化しやすい習慣といえます。
ちなみに歯は垂直方向の力には100キロまで耐えられるといわれていますが、横からの力には弱いため、歯周組織にダメージが与えられやすいのです。
『③歯並びが悪い人』
歯並びは、直接的に歯周病の要因になるわけではないですが、歯磨きがしにくいことから、歯並びの悪い人は歯周病にかかりやすいといわれています。
歯に付着した歯垢(プラーク)は唾液の成分と混ざり、歯石となって歯周病に繋がります。
歯並びの悪い方は矯正を検討するか、日々のケアを念入りに行うのが良いでしょう。
また、歯並びは年齢とともに悪くなる傾向にあります。
歯が外側に開き、50歳を過ぎて歯の間に隙間がうまれる”フレアリング”が起こることも多くなります。
『④降圧剤、抗てんかん剤、免疫抑制剤などの薬を飲んでいる人』
この中で最も歯周病に影響があるのは、降圧剤といわれています。
降圧剤を服用している方の歯茎は腫れているため、見てすぐに分かります。
高血圧となり、降圧剤を服用することで歯周病にかかりやすくなるため、生活習慣病にならないよう注意しておくのが一番です。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
「武蔵小金井駅」の近くにある歯医者
『クオーレ歯科クリニック』
住所:東京都小金井市本町1丁目8−4 ライオンズマンション武蔵小金井第2 101
TEL:042-316-4331