【セラミック治療の正しい適応と選択肢について】
「武蔵小金井駅」の近くにある歯医者・歯科 『クオーレ歯科クリニック』です。
今回はセラミック治療についてご紹介いたします。
■歯のセラミック治療の保険適応
2014年に、セラミック治療にも使えるような小臼歯への白い被せ物(CAD/CAMクラウン)が保険適応になりました。
健康保険を使って、自己負担も安く済ませながら、白く美しい歯を手に入れることが出来るようになったのです。
ただ、一般の人は、施術が丁寧で治療も早く終わるのが「腕のいい歯科医師」だと考える方が多いと思いますが、実際はそういったことばかりではありません。
治療の精度をよりあげるためには、その分多くの治療時間が必要になります。
健康保険では、多くの患者さんを同時に診療しなければならないことが多く、その限られた時間の中で白い歯を入れなくてはいけないのです。
白い歯の調整は、金属よりも丁寧に行わないといけないのですが、同じ時間で施術をするのはとても大変です。
健康保険制度では厳格なルールが決まっており、そのルールに縛られた治療では、歯科医師も本気の力が発揮しにくいのです。
その分、自由診療では1人1人の患者様にしっかりと時間をとって治療に専念することが出来るため、より精度の高いセラミック治療を行うことができるといった側面があります。
■歯の審美用最新素材:ジルコニアについて
ジルコニアとは、人工ダイヤモンドといわれるほどに硬い審美的な素材のことです。こうした特性をもつことから「歯のセラミック治療にマッチしている」としてよく用いられている素材の1つです。
とても硬い素材であるため、欠けたり、毎日の歯磨きによる摩耗が他の素材よりも少ないといわれています。
従来のセラミックス素材だと、歯ぎしりによって強い力がかかることで割れることが多々あり、マウスピースによって奥歯にかかる力を和らげるため、歯ぎしり対策の治療を追加することもありました。
しかし、新素材のジルコニアでは、セラミックスの約10倍の硬さや強度があると言われており、白く透明性も兼ね備えているためセラミック治療にぴったりの素材なのです。
■歯のセラミック治療でのe-maxの適応について
最新素材のセラミックスである「e-max」は、従来のセラミックスの4倍ほどの硬さがあります。
ジルコニアと比べると硬度ではやや劣りますが、より透明性に優れていて艶があるた め、セラミック治療を行う際には、選択肢の1つとしてあげられる素材になります。
e-maxの場合は、ジルコニアを使用する際に用いるコンピューターによる補綴物の作成技術(CAD/CAM)だけでなく、患者様の歯形を直接取った型から作成することが出来る(プレ スセラミックス)ため、ジルコニア以上にお口にあった補綴物を作成することが出来ます。詰め物を作成する際には、コンピューターによる設計がジルコニアではまだあまり進んでいないため、e-maxによるプレスセラミックスが選択されることが多いです。
■セラミック、e-max、ジルコニアの審美性の順位
「審美性・・・セラミックス>e-max>ジルコニア」
「硬さ・・・ジルコニア>e-max>セラミックス」
患者様の全員に同じ素材がオススメというわけではなく、歯の健康状態やこれまでの治療歴、歯ぎしりの有無などによっても最適な素材が変わってきます。
ただ、e-maxはブリッジ治療のような大きな設計が必要な場合はあまり使用することが出来ず、ブリッジ治療においては、ジルコニアを使用することが一般的です。
医療の最前線といわれるアメリカでは、このジルコニアによるセラミック治療が進んでいます。セラミック治療での治療は長期での効果が期待できますが、20年おきに再度治療をすることが一般 的といわれています。ジルコニアでも一生は持たないといわれており、定期的なメンテナンスも大切になります。
虫歯でお悩みの方、セラミック治療をご検討の方は、ぜひお気軽に「武蔵小金井駅」の近くにある歯医者・歯科 『クオーレ歯科クリニック』までご相談ください。
「武蔵小金井駅」の近くにある歯医者・歯科
『クオーレ歯科クリニック』
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